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旅カフェ日和

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「酒さ」について

酒さ(しゅさ)という皮膚炎について書きます。インターネットで検索したら酒さで悩んでいる人が結構いらっしゃるようなので、参考にして頂ければ、と思います。

2年くらい前から、冬場に顔がほてってかさかさになり、そのままひどい肌荒れが何カ月も続く、という症状が出始めました。いろんな保湿美容液を試したり、食事や自然療法で治そうと努力したけれどなかなか治らず、あまりのひどさに人前に出るのも嫌なくらいでした。
いつもマスクで顔を覆って、人に会うたび冬場は「風邪」、春になったら「花粉症」で通したけれど、さすがに初夏になると何と言っていいのかわからず「放射能対策です」と適当なことを言ってごまかしていました。
不自然なマスクをしている顔を仕事中人に見られるのもつらくて、「人に会わなくていい仕事に転職しようかな」と考えたりもしました。マスクを外さなくてはならない場所(外食や美容院など)はなるべく避けていました。

一度、総合病院の皮膚科に行き「ステロイドは使いたくない」と伝えると「プロトピック軟膏」を処方してくれましたが、家に帰ってから検索してみると「ステロイドより怖い」と書いてる人がたくさんいて、結局使いませんでした。もともと私は病院も医者も嫌いで、すぐ強い薬を使おうとする対応に嫌気がさしました。結局プロトピックも使わず、病院にも行かず数か月が過ぎた頃、たまたま原発に反対している皮膚科の先生のブログを読んで、この人なら信頼できそうだな~と思い、早速行ってみました。

先生に症状や今までの経過を説明したら「それは『酒さ』ですね」と言われました。酒さとは顔がほてったり、赤い発疹が出たりする原因不明の皮膚病で、完治はしないそうです。よくなったり悪くなったりを繰り返すとのこと。ルリッド錠150という抗生剤を処方してもらい、2週間飲みました。途中からニトロメタゾールという塗り薬も出してもらい、赤みのひどいところに塗りました。

2週間後、あんなにひどかった顔のほてりが消え、かさつきも治っていきました。かさつきの原因はほてりだったのです。ほてりの熱が皮膚の水分を奪って、かさつきを引き起こしていたようです。
その後、赤みは少し残っていますが、ファンデーションで隠せる程度まで治りました。
抗生物質を飲み続けるのが嫌だったので、ちょうど夏だったこともあり、毎晩きゅうりの輪切りを顔に載せて寝ていました。きゅうりは美白・消炎作用があるので、夏場にほてった肌にちょうどいいかな、と思ったのです。でも、夜中に無意識に顔に載せたきゅうりをぽりぽり食べることが何回かありました。おいしかったんでしょうね~。

おかげさまで、なんとか旅カフェのお客様からも「肌、きれいになりましたね~」と言われるようになり、とりあえずほっとしています。

酒さがひどくて悩んでいたころ「ふぇみん」の記事で「見た目問題を考える」というのを読みました。脱毛や皮膚の病気など、見た目問題を抱える3人の女性たちのシンポジウムについて書かれたものでした。その中に北陸で見た目問題について活動している女性が参加していて、その方にとても勇気づけられました。彼女のブログで「マイフェイス・マイスタイル」というNPOがあることも知りました。

Smiley Tomorrow~北陸から見た目問題を考える~
NPO法人「マイフェイス・マイスタイル」

酒さになったおかげで、見た目問題についていろいろ考えるきっかけができました。

ちなみに、北陸「見た目問題」交流会が高岡市で11月10日に開催されるようです。参加費は無料ですが、事前連絡が必要のようです。興味のある方はぜひご参加ください。
by tabicafecom | 2012-11-04 18:43 | 日常生活
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